TEL. 050-5527-5498
電話受付 9:00 ~ 18:00
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目3番10号 東海ビル406号
宅建業許可申請の要件について
1. 宅建業許可とは
宅地建物取引業(宅建業)を営むためには、宅地建物取引業法に基づいて都道府県知事または国土交通大臣の許可を受ける必要があります。許可を受けずに宅建業を行うと、法律により罰則が科される可能性があります。
2. 許可を取得するための主な要件
(1)事務所の設置
宅建業を営むためには、適法な事務所を設置する必要があります。事務所として認められるためには、以下の点を満たす必要があります。
- 独立した事務所の形態を備えていること
- 業務を継続的に行うための設備が整っていること
- 専任の宅地建物取引士が常駐できる環境があること
(2)専任の宅地建物取引士の設置
事務所ごとに一定数の専任の宅地建物取引士を設置する必要があります。具体的な要件は以下のとおりです。
- 事務所ごとに、従業員5名につき1名以上の宅地建物取引士を配置すること
- 専任の宅地建物取引士は、他の業務に常時従事していないこと
(3)資産要件
宅建業の許可を受けるためには、財務的な基準を満たす必要があります。具体的には以下の条件があります。
- 自己資本が500万円以上あること(法人・個人を問わず)
- 自己資本が500万円未満の場合、これを補う金銭的な証明(預貯金証明など)を提出すること
(4)欠格事由に該当しないこと
申請者(法人の場合は役員を含む)が以下の欠格事由に該当しないことが必要です。
- 過去に宅建業法違反等で免許を取り消され、一定期間が経過していない者
- 禁固以上の刑に処せられ、一定期間が経過していない者
- 暴力団員または暴力団関係者
- 不正な手段で宅建業許可を取得しようとした者
3. 申請の流れ
宅建業許可申請は、以下の流れで行われます。
- 必要書類の準備
- 申請書の提出(都道府県知事または国土交通大臣)
- 審査期間(通常、30日~90日程度)
- 許可証の交付
- 営業保証金の供託または弁済業務保証金分担金の納付
4. まとめ
宅建業の許可を取得するためには、事務所の設置、専任の宅地建物取引士の配置、資産要件の充足、欠格事由に該当しないことなど、さまざまな要件を満たす必要があります。申請の際は、必要書類の準備や手続きを正確に行うことが重要です。
TEL. 050-5527-5498
電話受付 9:00 ~ 18:00
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目3番10号 東海ビル406号